人間関係の悩み

あなたのためという人の心理について。本当は私のためかも。

 

「あなたのため」あるいは「お前のためを思って言っているんだ」

このようなフレーズ、身に覚えはありませんか?

一見文章上ではやさしさや思いやりがあっていっているように感じられるフレーズですが、

その言葉には裏の目的や別の意図を感じ、

どこか「モヤモヤ」とした不快感や違和感を感じたりしませんか?

 

また、あなたのためを思って言っているのにも関わらず意見を言っても聞き入れずにむしろ言い返してきたり、

言いくるめられたりと嫌な経験はありませんか?

 

なぜそのような一見善意に満ちあふれる相手の言動に違和感を感じるのか?

自分と相手の含め裏の心理を考察していきたいと思います。

「あなたのため」が及ぼす悪影響

職場で上司の癇に障ることをして怒られ、会話の最後に「お前のために言っているんだ」と言われたり

親子や友人同士で「あなたのためだから」と称して不都合なことを押し付けられたしませんでしたか?

そのような嫌な経験はありませんか?

 

しかし実際はこの「あなたのため」という押しつけがその後の人生に良い影響があるとは限らず、

かえってその時に強制された行動パターンが現実にそぐわず失敗したり、

また不快な感情が込みあげてきたりしてトラウマなったりしてしまうなど

深刻な問題に発展してしまうことがあります。

 

このような上記の事柄を考えると一見善意とも受け取れる

「あなたのため」というのが及ぼす害は大きいためその被害者にならないためにも適切に対処して自分を守らなければなりません。

そのためにも裏側に隠された心理を理解して人を見抜く力を身につけましょう。

 

主な3つのパターン

理由はそれぞれ多くありますが

主に3つのパターンがあります。

 

裁判官型(善意)

こうであるべきだ!という信念や正義感が強すぎて相手のことが見えない規範意識が強いタイプ

自分は正しい立場の人間だと思っている。

 

自己防衛型(場合により悪意)

怒った後に言い訳して自分の立場を守る言い訳タイプ

 

偽善者型(悪意)

ただ相手や振る舞い態度が嫌いで表立って言えないがゆえに善意を装い相手を陥れたり妨害しようと策略を考えるタイプ

 

 

あなたのためと言っている本人も、自分が言っていることの非や欠点に気が付けないため非常に厄介です。

言い訳や自己正当化で言う場合は話の前後関係に答えやヒントが隠されているため見抜きやすかったりします。

 

善意でいう場合の心理 

自分が正しいと思っている 

自分自身が思っていることや過去に目上の人から言われたことを今も正しいと思っています。

過去の価値観に縛られて今の相手の現状をよく見て考えることができていません。

 

思考が停止していて且つ視野が狭いので

相手の意見や今の現状を取り入れて建設的に考えることができません。

また考えの根拠となるものは過去の成功体験などで過去と現在の違いなどが把握できず、

過去の最適化によって物事を決めています。

 

また過去でなくとも正しいという考えが現在のものでも自分が都合の良いように解釈している場合があります。

善意であるがため本人も引き下がりません逆に間違っているとみなされるので注意が必要です。

 

コントロールしたい。

なんらかの理想があり相手が自分の理想通りの行動をとらず、不快感を感じてしまいます。

その不快感を解消するためにはあなたをコントロールし自分にとって都合の良い状態にしなければならず、

あなたをコントロールしようとします。

しかしその不快な感情に身を任せて批判したり、

嫌がらせをしてしまうのはモラルに反する行為で

周りから嫌われたり、避けられたり、批判されたりすることで自尊心が傷いてしまいます。

 

そのリスクを避けたいのです。

批判や制裁などの最悪のリスクを回避して相手をコントロールでき、

自分の感情を解消できる方法がまさに

「あなたのため」なのです。

これは自分のこだわりが強く相手を支配したいと思う支配欲が強いタイプの人があてはまります。

単純に世話焼きなだけ  

純粋に思いやりがある真面目タイプの人です。

このタイプの人は性格がまじめな人で俗にいう良い人です。

本人の中では思いやりやアドバイス感覚で言っているため

言っている本人は良い行いをしていると思っていています。

 

欠点としては正しさを追求してしまうあまり

相手の意見や考えが見えなくなり、尊重することができなくなってしまいます。

そして普段はいい人だったりするので言われる側としては断れず、

ありがた迷惑なことが多いです。

 

言っている本人はいたって真面目なのですがそれがゆえに相手の気持ちに鈍感になってしまい純粋な善意が相手を傷つける凶器となってしまいます。

自分の体裁を保つため又は言い訳の場合

悪い人だと思われたくない

ただ怒鳴ったり怒るだけの行為はモラルに反しているので

周囲から嫌われたり、社会的な制裁を受けるなどの危険があります。

相手も人間ですので、

そのような危険なリスクを負いたくはありません。

「お前のためを思って厳しくしているんだ」

などという場合がありますが

本当にお前のためを思っているのであれば

相手に質問をして理由を尋ねたり、

意見を取り入れるなどして

相手を含めお互い気持ちよく目的を達成できるよう一緒に模索して行くべきです。

しかしそれを

せず一方的に怒鳴ったりしてしまうのは

相手のことよりも自分の気分が害されたことの方が大きいのです。

ただ頭ごなしに言ってしまうのは、

周囲から誤解されて悪者としてあつかわれてしまうため

自分を守るために「お前のため」など言い、

自己弁護をするのです。

 

性格の特徴

このような性格が容姿に現れることはなく、外見上の特徴で見極めることは困難です。しかし態度や雰囲気などに現れたりすることはあります。

やはり善意の場合は

思いやりで言っている場合があったりします。

また言い訳の場合は自己が否定されるのが怖いので怒ったりするなど少し威圧的な態度が多いようです。

他にはどこか尊大な態度だったりします。

これらの場合は無意識化にある相手より優位に立ちたいという願望が達成しようとしているのではないかとおもいます。

そのほかにわかりやすいのは

あなたの前では意地悪をするけども周囲からは評判の良かったりします。

証拠もありませんので、

うまくごまかされれば周りは気がつけません

このような人々は性格にネガティブな面が多いです。

一見外見上何の問題のないように見え周囲からは評判はよいのですが、

心の深い部分の無意識ではネガティブな考えに支配されていたりします。

無意識レベルなので本人でさえも気づけないことが多いです。

主な性格の特徴は下記のとおりです。

自己愛が強い 

自己愛は英語では「ナルシズム」と訳されますが、

私たちが思う一般的なナルシスト(鏡などを見て自分の容姿を過度に気にするなど)のようなものと少し違い、

「あなたのため」を利用するタイプの人間は

無意識化に強い自己愛を持っているため

明らかにナルシストだとみてわかるようなふる舞いはしません。

無意識下に

「私は尊敬される素晴らしい存在」

「自分は満たされて当然だ」

「人より優れている」

「周囲が私を満たして当然」

などの自己中心的な信念を持っています。

無意識化にあるため本人はなかなか気がつけませんが、

ふとした時に人を見下したり、態度に現れたりします。

自己愛をある程度持つことは目的達成のために重要ですが、

過剰すぎる自己愛が他人を傷つけたりと他の方向に暴走してしまいます。

劣等感が強い  

劣等感が強いとどこかで相手に負けていると感じた時に相手に負けたくないという気持ちがこみ上げてきます。

気持ちを払払するために、相手を引き下げ相手より優位に立とうしたりします。

優越感に浸りたい

劣等感と共通する部分があります。

自尊心が高く常に高い状態を維持したり、高め続けようとします。

ポジティブな方に働けば人生をよりよくできますが

人と比べ優位でいようとして周りを蹴落とそうとすれば、

周囲の人間は不快に感じたりします。

 

なぜ言われると不快なのか

最後に言われるとなぜ不快なのかを考察したいと思います。

心理的にコントロールされるのが不快 

私たちには自由でいたいという気持ちがあります。

その自由でいたいというのを心身含め拘束されたり、

制限されたりするのはとても不快に感じます。

また誰かの所有物のように扱われるのもとても不快で気持ち悪いものです。

感情面で不快

「お前のためを思って怒っているんだ」などの場合、

仕事とはいえこちらも人間ですので感情的になってしまいます。

相手に怒られれば職務上の立場があったとしても心は正直ですので反応してしまいます。

自分に非がある場合などは冷静になる努力が必要ですが、

理不尽な場合はどうしてもその感情に支配されてしまい精神的につらい状態が続くので何か手立てを考えなければなりません。

自分の考えが尊重されてないと感じる 

私たちは何か考えをもって行動していますが、それが相手に理解されなければ不快に感じてしまいいます。

特に「あなたのため」に関して言えば、相手は一方的に自分が正しさを盾に意見を押し付けてくるので。

意見を主張できずわかってもらえない、周囲に誤解されるなどと後味の悪い状態になってしまいます。

 

対抗するには?

この「あなたのため」「お前のため」を使う人は

無意識的に優位に立とうとする気持ちが強いので、

まともにやりあうことはお勧めしません。

しかし、どうしても納得いかないのであれば

「なぜそうしなければいけないのか?」などと質問することです。

うまく質問できれば相手の本音を引き出せるかもしれません。

しかし、相手は強敵である可能性が高いので

間違った質問の仕方をすると逆に生意気に聞こえてしまったりします。

また相手の防衛レベルが高い場合は逆に言い返されてさらにひどい痛手を負うことになるかもしれません。

質問したりする勇気がない場合は、

うまくその場から逃げたりそれ以降近づかないなどするのがよいと思います。

また傷つけられた場合は周囲に協力者を探し、悩みを相談したり助けてもらいましょう。

相手は強者である場合が多くまともにやりあってはいけません。

 

 

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