人間関係の悩み

悪口や暴言はモラハラにあてはまらないことがある?モラルを用いた精神的攻撃とは?

 

よくモラハラと言えばバカ!あほ!このやろー!

などの道徳的な考えや倫理に反する言動を浴びせることだと思われる方が多いと思います。

 

しかし、モラハラの本来の意味合いとしては 

道徳や倫理的な正しさを背景にしたハラスメント(いやがらせ)なのです。

この正しいという立場を利用し不適切な言動や態度で相手を精神的に追い詰めるような行為です。

 

これは、暴言や悪口などのようにはっきりと明文化されているものではないことが多く

時には非言語などを使ったり、相手を否定する意味合いを文脈に持たせて精神的に追い詰めたりします。

これらは場合によっては暴言などより悪質な場合が多く、トラウマになってしまう可能性もあるので注意が必要です。

 

 

 

フランスで生まれたモラハラの概念

 

フランスの精神科医、イルゴイエンヌ氏が提唱した言葉です。

同氏は精神科医として多くの精神的な攻撃を受けた被害者と接していくなかで

その攻撃が時には肉体的な暴力よりも相手を傷つけると主張しました。

同氏の主張や活動の影響もありフランスでは2002年にモラハラを禁止する法律が制定されました。

このように日本ではフランスをはじめとした諸外国よりも対策が遅れているのが現状です。

 

モラハラとは?

 

モラハラとはモラルハラスメントの略

正式にはモラルハラスメント

モラル(道徳や倫理)による精神的な暴力や嫌がらせのこと

これは殴る、蹴るの暴力ではなく言葉や非言語、悪意のある言い回しを使い

精神的に追い込む行為になります。

 

モラハラの特性

モラハラの特性としては隠蔽性が高いところです。

被害者は自分が気付かないうちに精神的に傷ついていることが多いです。

加害者は道徳や倫理観などの正しいという立場を利用し被害者の人格などを否定したり、罰則を与えることで精神的に追い詰めます。

また暴言や悪口などの明文化できるものは厳密にいえばモラハラにあたりません。

微妙な違いがある

①道徳的な正しさを背景に相手を精神的に傷つける行為のことが本来のモラハラである。

②道徳的でない言動を浴びせたり振る舞いをして相手を精神的に傷つける行為はパワハラなどにあてはまる

家庭などでは暴言や悪口とされる。

 

日本ではセクハラ、パワハラ、モラハラなどの概念が普及していく中で①と②が混同されるようになりました。

問題なのは相手を傷つける行為なので言葉の解釈や使い方はさほど重要ではありません。

しかしモラハラが②番的な認識が多いため、本来の①番の意味合いがそれほど普及しておらず被害に遭っているのに気づくことができず

被害が多いのが現状です。

そしてそれらは表にはなかなか上がってはこないのです。

 

どんなことがモラハラにあてはまるのか?

モラル(道徳)を用いた精神的な攻撃ですが

具体的にはどんな例があるでしょうか?

・嘘にあたらないことを決めつけて嘘つき呼ばわりする

・裏切り者などという

・過失がお互いにあるのに「君の性で失敗した」などという

・細かいことを過剰に指摘する

・感謝が足りないなど批判する無理やり恩を着せてくる

・相手を心理的に下げたり傷つけたりする言動をする

職場などでのケース

このような例を紹介します

仮に職場での言動だとしましょう。

あなたが職場で任された仕事を受け入れましたが残念ながら失敗してしまったとします。

そしたら上司(または同僚や後輩など)からこのようなモラハラにあたることを言われました。

 

「お前のせいで周りのみんなが迷惑している。

何故裏切ったんだ?(または嘘をついたんだ?と言う)」

という言動です。

これは加害者が多数の立場の代表者となり、被害者を秩序を乱し周りを混乱させた犯人と勝手にみなし責任を追及し、

被害者に罪悪感を感じさせて精神的に苦しめます。

またこの場合

悪質なのが最後に質問形式で質問することでもうすでに裏切っている(又は嘘をついた)前提で話が進んでいるため

周囲に対してマイナスイメージを与えることにより言われた側としては抵抗できず相手の言動に操作され、本当の理由をわかってもらえない気持ちを感じることにより精神的に追い詰められ苦しい状態になります。

加害者が巧みな話術を駆使して行いますので悪意があるのが分かりづらくとても手強いです。

 

そもそもみんなが迷惑している原因は他にあったりする可能性もあり、明らかな証拠がないとそうだと言えません。

証拠があっても裏切り者扱いしてはいけません。

 

また言われる側がまじめで従順な人や何でも人の言うことを聞き入れてしまう人、気弱で言い返せない人などで

言う側が相手より優位に立ちたい、責任を押し付けたい、ごまかしたいなどの悪意があるような場合は

エスカレートしていきます。

モラハラだと被害者が気づくことができればいいのですが

性格の癖で自分に非を求める傾向のある人気が付くことができず、

自分を責める気持ちが膨れ上がり気が付いた時には精神疾患にかかっていたなんてこともあり得るでしょう。

 

家庭などでのケース

家庭で起きるモラハラの例をあげてみましょう。

 

夫が仕事から帰って来た時に

奥さんが冷蔵庫にあるビールをついうっかり切らしてしまい

ビールがないことに夫がいら立ちこのような言動をします。

「そんなこともできないようなお前は主婦として失格だな」

 

妻がモラハラをする場合は、「あんたの給料が安いからあんたのせいで家計がくるしいのよ」

「男のくせに情けない」などと言ったりすることです。

 

また男はこうあるべき、女はこうあるべきというジェンダーの価値観を利用し相手を人格否定したりするのもあります。

 

パワハラとの違いは何なのか

パワハラと同じくモラハラは法律で定義されていません。

両者混同されて広まっていることもあります。

しかしこれらの特徴の違いとしては

パワハラは暴力や悪口などで精神的に攻撃してくることです。

明文化でき言葉からもわかりやすい。

 

厚生労働省が発表しているパワハラの6類型の中に精神的な攻撃というものがあり、

これは「ばかやろう」「このやろう」などの暴言、「使えない」「役立たず」などの侮辱、名誉棄損

これらは言葉の持つ意味そのものが精神的な攻撃をあたえあたるものであり、わかりやすいです。

これに対してモラハラはモラルに反しているとみなされるようなことを指摘し精神的に傷つけるため

悪意が感じ取りにくい言葉を使用して行われます。

「あなたでのせいで」「君が約束をやぶったせいで○○が損をした」など他には皮肉、嫌味などです。

攻撃的な言葉は使用されておらず、隠蔽性が高いのが特徴です。

 

 

そのほかの違いとしては

パワハラは職場内の優位性を背景にして行われますが、

モラハラは特に優位であるかは別として対等な立場であってもあてはまります。

またパワハラは法律では定義されておりませんが厚生労働省が正式に定義し普及していることもあり

職場で使われているのが多いです。

 

モラハラに関しては家庭などのDV問題と一緒に取り上げられ、職場などを含め社会全体に普及している印象です。

簡単にまとめると

パワハラは

1・職場メイン

2・優位性がある

3・明文化された言葉を用いた精神的な攻撃。

 

モラハラは

1・職場家庭を含め社会全体

2・立場が対等でもが成立する

3・モラルを武器にとし見えない精神的な攻撃

 

 

現時点で日本ではパワハラモラハラに関しては法律で定義付けされておらず

パワハラモラハラが混同している状態でもあります。

 

一番の問題人は人が傷つくという事

一番の問題は加害者が自分が正しいと過信過ぎたり

優位でいようとする気持ちが強すぎて

相手を尊重することができないがために精神的に傷つけ、傷ついた人が苦しんでいることです。

我々はそのような被害に遭われている方がなくなるような社会に向けて改善していかなければなりません。

まとめ

具体例で述べましたようにモラハラは非常に悪質で隠蔽性が高く、解決が難しいのが特徴です。

私たち一人ひとりが意識を高め社会を住みよいものにしてきましょう。

 

 

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